電脳塵芥

四方山雑記

AIキャスターによるyoutubeの政治デタラメ動画による情報が拡散してた

 現在、投稿は削除済みだが上記の様な投稿が拡散していた。なお、「婦人部」は現在「女性部」だからデマという反応であったり、そもそもの現役学会員と思われるアカウントからそのような事はないという指摘が出ている。普通に考えてもこの「全員白紙投票」することはありえないだろう。そしてこの情報の出どころだが、以下のyoutubeにおける動画だと思われる。


https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=nGttuUXNzs4
※サムネイルでは「女性部」、見出しでは「婦人部」と統一されてない

この動画は「Mix Facts」というチャンネルだが、例に漏れず外国人が運営していたチャンネルがアカウント売買で日本の政治動画になった類のものだろう。


https://www.youtube.com/@mixspace9

「投稿」を見るとこのチャンネルは譲渡前(?)に盾を取得したほどに人気チャンネルだったようだが、これが1月11日から今のデマを含む日本の政治チャンネルとなっている。このチャンネルの特徴としてはAIキャスターと思われる人物「フイ」という男性がずっと喋りまくるというところにある。

人物には大きな破綻は見られないが、例えば言い回しや一部でのアクセントの違和感、動画冒頭で高市の解散に触れる際に「いちがつじゅうご ご」と発言していたりして(高市の解散発言は1月19日でその事を言いたかったのだろうが日付自体が間違っているし、発声も正しくない)部分部分に拙さが見え隠れする。そもそも一日で20個以上の動画を挙げていることから人間では無理なペースで動画を作成しているのが窺え、例えば直近では1時間に一本のペースで動画をアップしている。

問題となった動画については一部のクローズドな場所で「婦人部」による白票行動を呼びかけていたり、外国勢力に近い組織が大手メディアに数十億円という巨額の資金援助をしているなどの話を述べているが、この「フイ」なる背景もなにも不明な人物(AI)がなぜこの様な情報を知っているのかも不明であるし、でたらめとしか言いようがない。その他の動画についてもこういったあまりにも不確かな情報、というよりもデマといって良いであろう情報を多く流している。ただこの「婦人部」の情報自体はMix Factsよりも早く「異論速報」というチャンネルで類似の情報出している。


https://www.youtube.com/watch?v=rtpT-R01qOk

こちらの動画はVOICEVOXがただ喋っていくだけのありふれたでたらめ系政治チャンネルだが、興味深いことにこの動画でVOICEVOXが再生する文章と「フイ」が喋っている文章には多くの共通性が見られる。異論速報の動画をMix Factsがパクったか、若しくは運営者が同一グループなのだろう。
 何度も触れているが、政治系動画は嘘出鱈目が跋扈している。このチャンネルが金目的か、工作なのかまでは不明だが、今回の選挙に合わせた政治的扇動を目的とした仕組まれたデマであることは間違いない。「愛国」的な人物がこういった政治デマ動画に騙されるのはよく見る光景だが、騙す側には謎のAIキャスター(日本人の名前には見えず、日本語もところどころ変)まで出てきてカオス。

【余談】

https://www.youtube.com/watch?v=YYXgdJz_ePw

 Mix Factsにあった動画サムネイルが面白かった。これ以外にも若干変なのがあるけどこれはそれ以前のサムネだ。



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AIで生成された漢字をもとにして「中道改革連合」の漢字がおかしいとかがちょっと流布してた

 立民と公明が合流した中道改革連合の結成時の写真にて、次の様な写真が撮られたわけである。

この写真をおそらく素材としてAIで次のように加工した写真が作られたわけである。

公明党のコメ助、民主党民主くんというマスコットキャラを使用した「おもしろ画像」のつもりで作られたのだろう。ただ民主くんは立民のキャラでもない為にズレてはいるが……。なおこの画像は横浜市議の公明党の行田朝仁が16日夕方に作成(投稿削除済み)したものが初だと思われ、ブログなどでも使用されていたようだが(現在は差し替え)、「連合」の「連」の字がおかしいことからツッコミを経て、そして以下の様な陰謀論的な反応に繋がっていた様である。


https://www.threads.com/@yuuuking__1518/post/DTwELNwEzHa


https://www.threads.com/@piece_o_cheese/post/DTwEOPZkwE0


https://www.threads.com/@phaethon2004jp/post/DTpDRFEkVii

AIで作ったものだし、中国語(繁体字簡体字)では中道改革連合は「中道改革联合」である。そもそもがAIで作られた存在しない漢字に過ぎないので、中国人が云々も的外れにほどがある。世の中にはこういった突飛なものを発端としてですら陰謀論的な解釈は出回るので、AIの使用には気を付けた方が良いよ。



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中道改革連合のロゴが「中革連」という存在しない中国の組織のロゴと似ているという偽情報について


https://archive.md/lDNP8
※投稿削除済み

 立憲民主党公明党が合流した中道改革連合という新党のロゴが発表された後に上記の様な投稿が拡散していた。「中革連」なんて組織は存在しないので、このロゴも存在しないし、要はコラなのだけれど冒頭の戸田市議の河合ゆうすけをはじめとして多くの人間が釣られていた。さて、このデマについては中道改革の公式が注意喚起をしたことでいくつかのメディアでは記事か書かれているし、出典としえitmedia newsが「中道改革連合、改変したロゴを使ったSNS投稿に注意喚起 元は5ちゃん民によるパロディ画像か」という記事も出たりしている。ただ検証記事の中で「5ch」が初出の様に書かれているが、それは違うのでここに書いておく。5ch出典説は1月18日に「『中国協賛党』 …知人が何気なく発したひと言に野田は怒り狂った」というスレッドにコラのロゴが貼られ、その書き込みが別のスレッドとして建ち、ツイ速の「みんな~!中革連の党旗を作ってくれた人がいるよ~!」というまとめが作られたからだろう。ただし、この画像自体は1月16日の午後4時には既に使用されている。それがXにおける次の投稿だ。


※投稿削除済み。リアルタイム検索によるアーカイブ

「Tokyo.Tweet@tweet_tokyo_web」というまとめニュース投稿アカウントが午後2時に「中核連」というワード投稿の2時間後に「Rotten Apple@plus_rotten_00」というアカウントがこのコラ画像を使用しているのがわかる。それも大量に。

この「Rotten Apple」というアカウントが真にこの画像の作成者であるかまでは断言できないが*1、発表からのタイミングの短さや大量の投稿などから極初期の拡散者である事には違いないだろう。なお、今現在はこのアカウントは中道改革の公式注意喚起後にこれらの画像を全削除している。

この画像が徐々に拡散してやがて冒頭の河合などへと繋がっていったんだろう。元々、新党の名前が出始めたときに「中革連」という単語が一部でミーム化し、そこに中国を繋げたことによって生まれたコラ画像だろうが、これが伝播することによって中国に「中革連」という組織があると思うようになった人も多数現れたようだ。


https://www.threads.com/@naoki19731013/post/DTtLo3Mk7FA


https://www.threads.com/@space.room_daigo/post/DTrgzUzks9i


https://x.com/TetuwanA/status/2013210327136227574

なお一部で「中国協賛党」というミームも存在したりしていて、今後も使われそうである。いずれにしても悪意あるコラ画像から存在しない中国の組織名を信じて広げたりするアカウントが大量にいる様であるし、中道改革に対するこの手の投稿は今後加速するだろうなと。そこまで拡散はしていないがこれ以外のコラ的な旗イメージ、AIによるコラ、イメージイラストは既に一部で氾濫しているし。



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*1:初出については、例えば5chよりはやくふたばで使用の形跡が見られるが、既に削除されているのでいずれが早いのか確認ができない

ネットの「アンケート調査」で政権支持率を語られてもそれはエコーチェンバーだよ


https://x.com/mariyatomoko/status/2012682396018036782

 世論調査とアンケート調査は違うってのはネットじゃよく見る話ではあるのだけれど、そんな例に漏れず以上の様な投稿が拡散していた。「毬谷友子 🕊 TOMOKO MARIYA@mariyatomoko」がリンクを貼っているサイトは「日本アンケート協会」という名前で、「協会」とは名前が付くものの95年から存在する年季の入った個人HPだ。

JRAとはJapan Research Association、即ち日本アンケート協会の略称です。 とは言っても決して公の団体ではなく、日本の大手商用ネットワークNIFTY-Serveに集う パソコン通信好きで、なんでもアンケートを採って遊ぶのが好きと言う人たちの集まりです。
JRAとは何ぞや?

その年季の入ったサイトで98年から内閣支持率調査というコーナーが出来て、それが今の今まで消えることなく利用されているという事となる。今更ここで「世論調査」と「アンケート調査」の違いの話をする気もないが、しかし冒頭の「毬谷友子」が

ポチ活は、こちらから。
ポチっと出来るのは、
24時間に1回です。

と書いて誘導している様にこういったアンケート調査は標本が偏りがちである。それと「毬谷友子」はこのサイトを去年12月ごろから数日おきに幾度も紹介して誘導していたりする(一番最初に紹介したのは2020年となるが、その後は散発的な利用。これほどに投稿するのはここ最近)。

こういった誘導で生まれるのは類似の政治指向を持つアカウント群の仲間内の願望的な内閣支持率でしかない。自らエコーチェンバーを生み出しているに過ぎない。なお「毬谷友子」以外にも12月ごろからこのサイトが幾度か拡散しているのが見受けられる

上記スクショは一番下の投稿以外は高市政権不支持者による投稿と拡散であるし、ここ最近はそういった支持層による利用が多いのだろうが、過去を見ると石破、岸田政権時はほぼ毎日大量に不支持層がポチっていたように見える。石破はこのサイト上の支持率は常に0%台だったし、岸田も0%台が長期間に及んでいる(0%台でなかったとしても1桁%台)。


※岸田~石破への政権移行期の期間を抽出

興味深いのはこのころは五千票越えが当たり前だった様で、翻って現在は12月の左派系による「再発見」がなされる前は3桁に行くかどうか程度の票数となっている。

どうにも2025年8月31日を境にして票数が激減していた様だ。この時期は石破の退陣表明まではされていなかったものの、その気配が濃厚な時期だったと言える。それがキッカケなのかは不明だが、意図的に「ポチる」のをやめた集団がいたのだろう。

なおアンケート数千票の期間は安倍政権期の2020年4月ごろから左派系によるこのサイトの発見以降、常に4桁票はキープされていた。正直、こんなアンケートに「工作」をする意味は感じないが、それは兎も角として「ポチっていた集団」がいたのだろう。
 またそんな激減の話とは別に、1月初旬にサイトが繋がらなくて若干の陰謀論的なものまであったようであるが、さすがにこんな「アンケート結果」を「抹殺」するとは思えないわけだが、拡散していた。


https://x.com/ubieman/status/2009595194078036302

 ちなみにサイトの中の人は未だネットで活動している様で、「今日の内閣支持率@JRA_Cabinet_Bot」というアカウントを持っていたりする。更新は2023年ごろから途絶えていたのだが、1月16日にウイルスバスターからフィッシングサイトの疑いでブロックされる旨を伝えていた。本人が政治的意図を持っているのかは不明だが、まだこのサイトを止める気はなさそうである。いずれにしても「アンケート」と「世論調査」の違いくらいは認識して欲しいものではあるが、毬谷などは自ら進んでエコーチェンバーを形成しているのだろうから馬耳東風だろうかな。



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ほぼ同一のテンプレ説明文を用いてたAIを利用した政治系動画チャンネルについてのメモ

 先日書いた記事で嘘デタラメな政治動画をアップするyoutubeチャンネルの「目本の未来を皆る」についての記事を書いた。その際に次の様なチャンネルの説明文のスクショを挙げたのだが、それ関連での追加記事というか、そんな感じのものをここにメモしておく。まずこういったAIを活用して特定ジャンルを粗製乱造するチャンネルの説明文は当たり障りのない文章が羅列されており、ある種のテンプレの様なものが書かれているのだが、例にもれず「目本の未来を皆る」もそんな感じの説明文が記述されていた。

目本の未来を皆るようこそ。
 
このチャンネルでは、マスメディアがなかなか伝えない
参政党に関する最新ニュース・選挙情報・国会質疑などを
スピード感をもってわかりやすくお届けします。
 
「なぜテレビでは報道されないのか?」
「この動きは本当に国民のためなのか?」
そんな疑問を持つあなたのためのチャンネルです。
 
私たちは、特定の政党に偏るのではなく、
"国民目線"での事実と現場の声を大切にしています。
 
一人ひとりが「知る」ことで未来が変わります。
あなたの行動が日本を変える第一歩になるかもしれません。
 
ぜひチャンネル登録やコメントをよろしくお願いします。

ただこの説明文、当然ながらチャンネルが違えば説明文が違うことが普通だ。むしろ説明文が全く同一のテンプレである方がおかしいだろう。その説明文が同じ場合、運営グループが同一であるか、若しくはそういった「マニュアル」の存在を背景に感じさせる。そして何の気なしにこのチャンネルの説明文を検索してみたところ、文字通り「大量」にこの説明文とほぼ同一の文章を使用しているチャンネルが見受けられたので、記録として列挙してみる。

チャンネル説明文が同一のチャンネル

 まず、チャンネルの説明文が同一のものを挙げていく。

参政党ニュース速報

日本―新時代の鼓動

※動画は全削除されているが、こちらで過去に動画を挙げていた痕跡あり

日本の輝ける瞬間

※記事を書いている途中に動画が非公開化
※過去には「日本の輝ける瞬間 ¥£」というチャンネルも存在したが閉鎖
tiktokにもアカウントあり

日本の決定的瞬間

日本の政治動画は現時点では皆無
※動画の説明文は「日本の輝ける瞬間ようこそ。」から始まる

真相深入り! 虎ノ門ブレイク

※今現在、「ใจนิ่งเห็นธรรม222」というタイ人向けのお坊さんのチャンネルに変化している
※動画は非公開化されているが、こちらから視聴可能

日本―真実の深層

※直近の動画は浜田聡の転載動画になっている

日本―再生への道

日本・令和の覚醒

※動画の説明文は「日本の輝ける瞬間ようこそ。」から始まる

日本、覚醒の瞬間

国民目線ニュース

0xbrokenxpromisex0

※説明文冒頭の4行がないバージョン

JPNライブNEWS

※動画のターゲットになった原口一博がXで言及きっかけに動画削除

日本での素晴らしい瞬間

以上がチャンネル説明文に「目本の未来を皆る」とほぼ同一の文章を書いていたチャンネルとなる。一番上に挙げた「参政党ニュース速報」は6月に出来ており、文字通り参政党専門チャンネルの様で、時期的にも早くこのチャンネルの文章がオリジナルの可能性がある。ただこのチャンネルの数か月後にこれらのチャンネルが出現している(大抵のチャンネルは活動が冬頃になってからか)。アイコンがAIで生成された影響で存在しない漢字が使用されていたり、「日本の決定的瞬間」では日本の動画はなく、「真相深入り! 虎ノ門ブレイク」はタイのお坊さん動画チャンネルに変化している事から日本人が副業的に手掛けているというより、外国の作り手が関与していると考えるのが妥当だろう。また説明文冒頭のパターンは自身のチャンネル名を言うのがテンプレだが、何故か「日本の輝ける瞬間ようこそ。」と記入しているチャンネルもある。これを見るとグループ内のテンプレ、もしくは使いまわしとして「日本の輝ける瞬間ようこそ。」が使われている様に見える。そして、このチャンネル説明文以外にもこの説明文が使われているチャンネルは大量にある。どこに使われているかと言えば、個々の動画説明文にである。

動画説明文に当該文章があるチャンネル

日本の政治の舞台裏の秘密

日本・未来への羅針盤

番組司会者

多角速報

※ショートや古い動画にはタイのお坊さん動画あり

JAPAN NO.1

TYT PODCAST

参政ウォッチ

日本激おこ

※冒頭の4行がないバージョン

熱い手

Resumo Brazil

※元々はブラジルのメロドラマ紹介チャンネル

MLB ベースボール ハイライト

日本を冷静に見る

永田町 羅針盤

日本の未来を守る

日本―未来へ響く鼓動

時事

読みニュース) — 1

日本栄光の瞬間

An Lê Bình

※チャンネル名はベトナム語

政治の裏と表

真実を探す政治

高市早苗 !

高市早苗は熱いです。

高市早苗は熱い

高市早苗は有名です。

高市早苗が最も有名です。

 上記のチャンネルには説明文がないチャンネルも多数あるのだが、動画の説明文にはこの様に大量にこの文章を使用した動画が存在する。その中では他チャンネルの名前、例えば「日本の輝ける瞬間」などの名前を使用している説明文が複数あるが、こういった類のものは動画タイトル名を検索すると他のが出てくる場合もあり転載動画の類が多いと思われる。特に顕著なのがチャンネル名に「高市~」となっている高市早苗シリーズだが、これらのチャンネルはどうにもAIに限らず右派系知名人などの動画も見られ、言ってしまえば動画無断転載チャンネルの様に思われるので(なので説明文に転載元?が書かれる)、非常に悪質なチャンネル群だがAI動画生成グループとはまた違った運営者を思わせる。ただ転載そのものでこういった動画増えている事は確かであるし、AI系の政治動画ばかりのチャンネルがこれ系のチャンネルを転載するのは無断転載というよりも露出を少しでも増やそうとしている可能性も見える。なおここに挙げたチャンネルには説明文がない場合もあるのだが、ここに挙げなかった他チャンネルと説明文が同一のチャンネルが存在する。例えば「日本激おこ」の説明文は「TOKYO OHOこのチャンネルはベトナム人向け、韓国人向けと変遷して日本の政治動画、さらに今現在は英語へと変遷)」というチャンネルと説明文がほぼ同じである。
 事程左様にAIを使用した、つまりは嘘を含む、言っては何だが有害としか言いようがない政治情報動画が動画サイトには氾濫している。ここでピックアップしていった動画の再生回数はそれこそ0回再生もザラで、1桁、2桁が大抵なのだが時折バズって5桁再生なども見られるという状況である。影響力は不明だが、数は膨大だ。またこの説明文の複数チャンネルでの使いまわしからマニュアルの様なものの存在を感じさせる。ちなみに説明文では「参政党に関する最新ニュース~」とあるが、大抵の動画は高市内閣応援、立民などの野党下げと時々のネットで「ウケる」素材が多く、律義に参政党の話題を守っているのはおそらくは「参政党ニュース速報」だけである。「参政党ニュース速報」と他のAI動画系チャンネルには始動時期にもズレが見られ、そういった要素を考えると「参政党ニュース速報」は説明文をパクられたオリジナルの可能性はあったりする。ただいずれにしても今のyoutubeをはじめとした動画には有害な政治情報動画があふれているし、それに感化されている人もいたりするかもしれない。あとは果たしてこの「運営者」がどこのグループ(?)かを探りたいものの、流石に無理なのでどこか突っ込んで調べてくれるマスコミなりが出てきて欲しいなと。

【追記】
 個人的には例えばタイ国人向けであろうお坊さん動画(この種の動画も探すとよくある)であったり、今回はなかったがアラブ語圏向けのアニメ動画(?)などがAIで粗製乱造されているのをわりと見たりする。それらを鑑みると「工作」というよりも「動画で稼ぐ」ことを目的とした人間、若しくはグループが存在している可能性の方が強そうに思ったりする。想像をたくましくすればラオスの詐欺拠点的なのもありそうと思わなくもない。今回のテンプレ使いまわし集団はそういったグループによるマニュアルなのか、めんどくさいからの文章転載なのではと思ったり。そうしたグループとしては再生数が稼げるネタとしての一つとして日本の政治ネタがあると。ただどうやって時事ネタを仕入れているのかであるとか、マニュアルなのかグループなのかの内実はやはり知りたくはあるが、それが出来れば苦労はしないし、知るのは難しそう。



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玉木雄一郎が名誉棄損で訴える検討をしたyoutubeチャンネルについてのメモ


https://x.com/tamakiyuichiro/status/2011667774364664032

 玉木雄一郎youtubeの嘘デタラメの政治動画に対して名誉棄損での提訴を検討とのことで、出来るならばやって欲しいなと思ったりするのだが、これについて簡単なメモをしておく。このブログでは幾度もこの嘘デタラメな政治動画について扱っているが、この動画チャンネルもその類となる。まずアップしたチャンネルは「目本の未来を皆る」というアカウントだ。


https://www.youtube.com/@%E7%9B%AE%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E3%82%92%E7%9A%86%E3%82%8B/featured

「日本」ではなく「目本」だし、「皆る」は何と書きたかったは不明。アイコンの文字などから察するにAIによって出力された画像だろうし、これらのことから日本語話者でない可能性が高い(念のために書くが中国語でもない)。そして説明文には「参政党に関する最新ニュース・選挙情報・国会質疑」を扱うと言いながら、「特定の政党に偏るのではなく」と説明文時点で矛盾している。ただこの文体自体はこの系統の動画チャンネルにおいてのテンプレ的な文章だといえる。またアカウントの情報には「アメリカ合衆国」、「2011年1月13日」に登録という情報があるが、実はこのアカウントは以前はソニックというゲームのキャラクターを使用した動画の作成チャンネルだった。その時のアカウントが「Nobill_gmod」だ。

このスクショは2025年11月6日にクラウドワークスの政治動画と絡めたXの投稿で貼られたものだが、突如日本の政治系動画に切り替わっているのがわかる。なお今このスクショの動画は一覧から消されているのだが、おそらくは限定公開という形で生き残っている可能性はあり、例えば「#Nobill_gmod」というハッシュタグで一覧には存在しない動画リンクを貼っているXの投稿が確認できる。
 この様に「Nobill_gmod」というアカウントは突如日本の政治系動画に切り替わり、名前も「目本の未来を皆る」となったわけだが、これはアカウント運営者の運営方針が変わったというよりもアカウント売買によって運営者そのものが変わったのだろう。以前、こういった突如運営方針が変わった外国アカウントに尋ねたところ、譲渡したとの返答を得たし、この種のチャンネルの中にはアカウント売買業者による電話番号が記された投稿などが見られることがある。このチャンネルもその様な経緯で日本の政治デタラメチャンネルになったのだろう。また動画のサムネイルのデタラメさと共に、日本語のおかしさを見ると日本人がやっているかも疑問なところだ。なお「目本の未来を皆る」にアップされた動画のタイトルを検索するとtiktokアカウントの「kyotohanari_jpan」というアカウントが同名の動画をアップしている事がわかる。


https://www.tiktok.com/@kyotohanari_jpan

転載の可能性もなくはないが、同名の動画が複数ある事から運営者が同じなのだろう。なお、これとは別に「目本の未来を皆る1」というチャンネルも存在する。


https://www.youtube.com/@%E7%9B%AE%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E3%82%92%E7%9A%86%E3%82%8B1

こちらはチャンネルの説明文はなく、今は稼働していなさそうだが類似の政治系動画チャンネルとなっている。チャンネル自体は2025年11月に出来たもので場所は「日本」となっている。こちらのチャンネル動画を検索すると別の動画チャンネルで拡散したものの切り抜きの様なもので構成されている様に見え、どうにも動画転載アカウントだと思われるが、「目本の未来を皆る」という名前までパクってくるかは相手が有名でないので怪しく、繋がりを感じざるを得ない。また最後にアップした動画は日本の政治と関係が全くなく、ショート動画の方には簡体字タイトルやポルトガルタイトルの動画が存在しており、迷走していた様だ。いずれにしても日本の政治を一つのターゲットにしていただろうが、この振る舞いからは運営者が日本人であるかは怪しい。
 いずれにしてもこれらのアカウントの背後には日本人以外がいる可能性は高い。玉木雄一郎が名誉棄損によって開示が成功してその実態の一端でも明らかになるのならば良いが、今後もこういった稼ぎ目的か、もしくは政治言説を荒らす目的もあるのかはわからないが、外国アカウントによる日本の嘘デタラメな政治動画チャンネルは後を絶ちそうにない。なお、扇情的な政治動画チャンネルには当然日本人も稼ぎ目的でやっており、こういった胡乱なチャンネルが全て外国勢力によるものだとまでは思わない方が良いことは付け加えておく。

【追記】
 念のために書いておくが、この手のデタラメな動画は政治系に限らずスポーツ系のYouTube動画でも多くみられる。それらを考えると政治工作というよりも動画再生を稼げる話題の一つとして政治も手掛けているという可能性の方が高い様に思える。いずれにしてもこの動画制作者の個人、もしくはグループが明らかになる日が来ると良いなと思いつつもなかなか難しそう。



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「福岡市で生活保護を断られて餓死」という誤情報はAIを使用した動画が元かな

 福岡市城南区のマンションで母親と子ども二人が亡くなった事件が1月6日に報じられたのだが、それについて「福岡市で生活保護を断られた母子3人」という情報や「餓死」したという情報が流布していたのだが、この事件に関して福岡市の公式アカウントが「生活保護を断られた」という事実はないとのアナウンスをしている。


https://x.com/Fukuokacity_pr/status/2011041184559612043

この福岡市の認識としては「生活保護を断られた」という部分に対する否定となるだろう。この事件だが実際の報道において、比較的詳細に書かれている記事のRKB毎日放送では、母親は首吊りによる死亡、子ども二人は窒息死であること、マンションの家賃3ヶ月分が未払いである事から「生活に困窮した母親が無理心中を図ったか」という見出しを付けており、記事を読む限りは生活に困っていた可能性そのものは高い。しかしながら、記事内には「生活保護」、「餓死」などの情報は皆無であり、この部分に関しては報道記事を読んだ人間による多少の飛躍的解釈、若しくはtiktokにある公開されていない疑わしい情報を含む動画が拡散の原因であると思われる。
 まずこの誤情報の発端の一つと思われる投稿が拡散したのはスレッズとなる。その一つが次の投稿となる。

投稿者の「せらぴー🐥serapi2525」は誤情報の拡散になった事を鑑みてか今現在は投稿を削除している。これが正確な時間は不明だが、1月8日に投稿されて拡散をした事となる。この投稿自体は記事自体から受ける「貧困」という印象から生活保護と社会の状況に還元した投稿となるだろうし、こういった文脈によって類似の感想を抱いているアカウントも見られ、そういった事からこの誤情報は拡散したのだろう。ただこの投稿はあくまで発端の一つであろうで、それよりも大きな影響は次の動画だろう。


https://www.tiktok.com/@xdn1dumbj7/video/7592568844003200278

この動画では、

・遺書に「ごめんなさい、一食のまともなご飯すら食べさせてあげられなくて・・・」と書かれていた
・死因は餓死と脱水
・死ぬ前の一か月前に区役所で生活保護を申請した
・区役所で親戚に頼れと言われて断られた

という内容の動画が1月8日にアップされて拡散されていた。いずれも報道には一切ない情報であり、現状では捏造動画としか言いようがない。なお投稿者の「 xdn1dumbj7 HFJLYL420」は下記の様に実際にあった報道をベースにした動画をもとにしてAIを活用してショート動画を作るtiktokアカウントだと言える。

他の動画に関しての精査まではしていないが、少なくともこの福岡の事件に関しては嘘デタラメである。なおスレッズではこの動画を引用した投稿が1月8日0時47分に投稿されて拡散している。


https://www.threads.com/@weiqizhenyan9/post/DTNwQ59k41O

この「尾崎真彦 weiqizhenyan9」の投稿時間を見ると「せらぴー🐥serapi2525」よりも早い投稿だと考えられる。なお「生活保護」情報が拡散する事によって、次の様な「外国人にはすぐ支給する」といった誤情報と結びついて排外主義主張とも合わさった情報へと育つこととなる。


https://www.threads.com/@minami__168/post/DTOYO1CE-st

上記の投稿は1月8日6時32分。この様に1月8日ごろにスレッズ、tiktokでこの様な情報が拡散している事が窺える。また上記のtikotok動画を受けてなのか、さらに盛っている動画も出現している。


https://www.youtube.com/shorts/SVc3BSAyob0


https://www.tiktok.com/@cuseyemorebg05op/video/7593313456816688404

いずれの動画も子連れの母親の写真を使用しているが、もちろんこれは事件当事者の写真でもなんでもなく、2009年に書かれた台湾人によるブログにある写真を使用したものである。このいずれのチャンネルも実際の事件をネタ元にAIで動画を作成するチャンネルなのだが、この事件に関しては嘘の動画を拡散していた事となる。また8日以降にはXなどにも情報が伝わってきて拡散もしていたりして、最終的に福岡市公式による否定と繋がったという事となる。今現在、動画サイトには実際の報道をネタ元にしてAIに動画を作らせるというアカウントが複数存在する。実際の報道をネタにすることによってネタの枯渇を防げるし、ある程度のストーリーラインもある為に作成が楽だというのものあるのだろうが、今回の様な全くの嘘情報が流されることがある。また今回の事件とは別だが、1月6日に起きた鳥取地震ではAIを利用した嘘動画に対して県が注意喚起を行っていたのだが、この時に指摘されていたアカウントも報道をベースに動画は全てAIによって作られたものというアカウントだった*1。こういったAIを利用して作成された事実ではない動画の作成は止まらないだろうから、今後もこういった風に時折偽情報・誤情報がバズってしまう可能性はあるかもしれない。少なくともこういったAI動画見るより、既存メディアの動画なり、記事を見た方が良い。そもそもこれらのAIはそれらの記事からのパクリと時折捏造が含まれるんだろうし。



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*1:いずれも注意喚起の投稿は削除されている。当時の画像としてはこちらこちら。後者はアカウントごと削除されている模様

ベネズエラ関連でAIによる動画とか画像が当然のごとく拡散していたりした


https://x.com/AmiHeartGlitter/status/2007633301528621526

 アメリカによるベネズエラの攻撃やマドゥロ大統領の誘拐について、国際法に対する挑戦である事と現地の人間が喜んでいる事とは別種の話である事はとりあえず置いといて、上記の様な動画が日本でも拡散していたりした。実際に現地で喜びの声をあげている人はいるし、そういう動画もあるのだけど、これはコミュニティノートにある様にAI動画だ。確かにパッと見たところ破綻はない様に見えるのかもしれないけど端々に「おかしな」ところが見られる。わかりやすいところを言えば、この動画では左の端にベネズエラの国旗を持って喜ぶ人間がいるのだが、その国旗が動画から見切れて再出現したりするときに次の様に別の紋様になっていたりする。

今現在のAIの精度は挙がっているが、まだこういったずっと映していないものが見え隠れする際の見た目の同一性が崩れる場合が見られ、そういう部分で見極める事が出来る。そのほかにも違和感がある部分はあるのだが、とりあえずそれらはここでは置いておく。誰が作成したかまでは調べてはいないが(【追記】tiktokの「curiousmindusa」というアカウントが作成者)「トランプありがとう」的なストーリー性が強い動画である事からアメリカのトランプ支持者がこの動画をシェアしていたりもして、そこら辺の人間をターゲットとした動画なのだろう。冒頭の「ami@AmiHeartGlitter」についていえばずいぶん前からこういった外国で拡散した動画を日本で転載してインプレ稼ぎを伴う政治主張を良く見るアカウントである。実際にAIであるか否かを見極める力量もない様な気もするが、実際この手のアカウントによってAI(偽動画)であるかは重要ではなく、とりあえずバズればいいのだろう。
 またベネズエラの件でいえば次の様なAI画像も拡散していた。

既にGeminiによって分析させたものだが、上記画像は英語圏のジャーナリストも引っかかっていたので日本でもやや拡散していた。なおGeminiによる分析だが、これは「SynthID」というGoogle の AIよって生成されたコンテンツに入ったデジタル透かしであり、画像の不自然さから判断されたものではない。「SynthID」が含まれているという事はAI生成物と考えて良いだろう。なお、この画像がどこで出てきたかまでは調べていないが、この画像を受けて次の様な画像が別のAIコンテンツ作成ユーザーによって作られていた。


https://x.com/Shayan86/status/2007580556616446347

BBCのジャーナリスト「Shayan Sardarizadeh」が指摘している様にこれはインスタグラムでAI生成コンテンツを多くアップしている「Ruben Dario」というアカウントによるAI画像となる。ちなみにこちらのAI生成物も「SynthID」含まれており、今後こういった判断方法が一つの手法となりそうである。  その他にも他の場所や時間のものを今現在のベネズエラのものであるとの偽情報が流れていたが、いずれにしてもこういった大きな出来事があった際にはネットには多くの嘘も流れてくる。そこに今やAI生成物も多く含まれているのは避けられないし、リテラシーでどうにかなるというのにも限界はある。注意のしようも難しいのだが、ネットには昔よりも簡単に偽情報が流れるのでお気をつけて。



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