
https://x.com/FHr8s/status/1994001818335293494
以前、北九州市や境町におけるハラル給食へのバッシングを取り上げたが、似たような事が今度は南魚沼市でも発生していた。今回のバッシングは南魚沼市に統合給食センターが整備されるのだが、その新設備ではハラル食に対応(提供食数は最大 45 食/日程度)している事そのものがバッシングのキッカケとなっている。ちなみにだがこの設備は最大 3,000 食/日の供給能力を持ち、ヴィーガン食にも対応(最大 70 食/日程度)するとの事だが、この数字を見てわかるようにあくまでも一部の対応であり、南魚沼市の給食が全てハラル対応するわけではない。また事業方針に関する質問回答書.pdf)を読む限り、全品対応というわけでもなくハラル食に対応する品目のみの対応となる。現実に外国人生徒が増え、イスラム教徒の子どももいる為にこの様な対応を施設整備をするタイミングで対応しようというわけであるのだろうが、この程度のですら反対し、電話番号を晒して苦情電話へと誘導している事となる。
また南魚沼市などのハラル対応給食のバッシングがここ最近の「ムーブメント」と言えたが、今は「ハラル/ハラール」という単語そのものへの拒否反応へと発展している。

https://x.com/jiro_0026/status/1993098784679903559

https://x.com/jiro_0026/status/1993085020219883685

https://x.com/jiro_0026/status/1993154983731380446
イオンについては2017年の記事の写真からの転載であるし、そのほかについてはコミュニティノートを見れば分かるようにこれは数年前から存在するものを問題視している投稿となる。上記の「白洲次郎大佐🍊The Guardian Of Sanseito@jiro_0026」は2024年までは日常アカウントと言って良い傾向だったものが、7月ごろの参政党フィーバーあたりからこの様な投稿が多くなりはじめ、今現在は上記の様な画像と煽動的な文章を合わせた「バズる」投稿を狙っている政治主張とインプレ稼ぎを兼ねたアカウントだと考えられる。このアカウントの投稿傾向や拡散具合を見ればわかる様に今現在、「ハラル/ハラール」はミーム化していると言って良く、それはリアルタイム検索上でも一過性のブームの様なものが発生していることが窺える。

また当然ながらこれは「白洲次郎大佐」以外のアカウントも「ハラル/ハラール」という着目点からのバッシングが確認できる。

https://x.com/ringo_5858/status/1994639182980157642

https://x.com/TetuwanA/status/1993598905024405545

https://x.com/May_Roma/status/1994779425661915256
ハラル醤油の補助金に関しては平成27年度輸出戦略実行事業による「国内ハラール認証取得企業のハラール食品輸出取組事例」がその資料となるとも思われるが、これは当時あった農産物輸出1兆円目標に基づく戦略としてその事例を集めたものだ。今現在も輸出拡大施設整備事業においてハラル認証はポイントとなっているが、これは輸出という経済的利益を得るための国の施策と考えるならばこの評価項目そのものがあること自体はなんら不自然ではないどころか、農産物輸出振興策の一環としてはあって当然と言える部分だ。またハラルという単語は記事を含めて用いてないが、崎陽軒が豚肉不使用のシウマイ発売に対して「昔ながらの味は消えていく」という反応はイスラム教徒への対応を念頭に置いているものだが、しかしそもそもこの崎陽軒の対応はバリエーションが増えるだけであって既存の崎陽軒のシウマイが消えるわけではないので過敏すぎる反応と言える。実際に昔ながらの味は消えていくとは思ってもいないと思うが。
事程左様に「ハラル/ハラール」という認知が今現在反イスラム(反移民)層の中でミーム化していると言ってよく、見つけて問題だと言えばある程度のバズを得られる素材化してると言えるし、そういったバズの結果として南魚沼市の様な電凸を仕掛けられる流れが起こっている。そもそも「白洲次郎大佐」の投稿群などは顕著だがこれは数年前から企業などは対応している事業であって、そういった意味では今現在の話ではなく過去に起きて今の今まで問題化すらしていなかったインフルエンサーによって作られた「問題」ともいえる。
【追記】
ミームという意味では「祈祷室」や「モスク」もそのうちの一つにはいる。特にモスクは物理的に分かりやすい為にターゲットになりやすいし反対運動も起こしやすい。しかしこちらも過去から存在するものの「再発見」であり、問題視する為の問題の様なものであるし、「クルド人」の様な分かりやすい「敵(他者)」をターゲットとして創出し、運動を展開しやすくする為の扇動的な情報だと言えるかなと。
