電脳塵芥

四方山雑記

沖縄の豚熱(CSF、豚コレラ)で玉木デニー知事が予防接種を渋ったという話について

 という話があったのでその話をぱぱっと。

 主な参照先は沖縄県HPにある「CSF(豚コレラ)発生について」。ここには「沖縄県特定家畜伝染病防疫対策本部会議」がリンクされていますので、今後の経過も含めて知りたいなら一番手っ取り早いかと。といいつつ、ニュース記事を漁るとちょっと情報に物足りなさが拭えませんが。閑話休題。さて本題。

◆時系列(2月2日現在)
1月6日 沖縄での豚コレラ確認
1月8日 第 1 回沖縄県特定家畜伝染病防疫対策本部会議
    畜舎消毒、出荷自粛、物品移動自粛(1月8日時点で講じた措置)
    江藤農水相との会談 ワクチン接種について触れられる
1月10日 第 2 回沖縄県特定家畜伝染病防疫対策本部会議
    知事のあいさつでワクチンに触れ、農家と相談して検討と発言
1月11日 第 3 回沖縄県特定家畜伝染病防疫対策本部会議
1月15日 第 4 回沖縄県特定家畜伝染病防疫対策本部会議
     1 月14日に生産団体からワクチン要望があったと述べる
1月16日 定例記者会見でワクチン接種の策定指示
1月22日 沖縄県CSF防疫対策関係者会議
    知事によるワクチン接種表明
1月24日 沖縄県 農水省へワクチン接種を要望
    農水省 沖縄をワクチン推奨地域への追加指定
1月27日 県庁会見 ワクチン全頭接種について完了期間などを示す
1月31日 県議会経済労働委員会開催 ワクチン接種の方針固める
2月 2 日 第 5 回沖縄県特定家畜伝染病防疫対策本部会議

 アップされている主な会議やニュース記事などによる時系列は多分こんな感じになるのかなと。 1 月10日時点でワクチンの話に触れ、農家と相談して検討という至って常識的な対応であり、これをもって反ワクチンというのは判定が厳しすぎでしょう。勿論、議事録が公開されていませんので会議で反ワクチン言説をしているという暴露でもあれば話は別ですが、その後の冒頭あいさつを見てもその傾向はありません。
 また1 月16日には策定指示、22日には接種表明、24日には農水省へ要望、月末にはワクチン接種は委員会においても方針が決定されています。これに対してもっと早くやれたという意見もできるでしょうが、とはいえ1月6日に確認された豚熱にたいしてその月末にはワクチン接種の方針が委員会で決定されているというのは、通常の行政対応から考えればそこまで問題ない部類ではないかなと。本州での豚熱確認からワクチン接種判断までに費やした月日を考えれば沖縄県の対応がそこまで瑕疵のある判断とは思えません。
 そもそも反ワクチンというレッテルを張るのは現状の情報からですとどこから来たのかあまりにも謎であり批判としては雑以下。安い餌で釣れる有象無象に対する事実軽視のデマに等しいです。扱う言葉がペラッペラッに軽い。

流言の社会学―形式社会学からの接近 (青弓社ライブラリー)

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